富士フイルムビジネスエキスパート株式会社 様

Power Appsで「リスクの事前摘み取り活動」

富士フイルムビジネスエキスパート株式会社 様

設立 1990年11月
資本金 5,000万円
従業員数 1,739名 ※2022年7月現在
富士フイルムビジネスエキスパート株式会社

富士フイルムビジネスエキスパートは富士フイルムグループのシェアードサービス会社。グループ全体の高いパフォーマンス、そしてグループの売上・利益最大化、経営基盤強化に貢献すべく「業務プロセス改革」「付加価値の創出」に取組む。富士フイルムグループのダイナミックな事業構造の転換、また、ビジネス環境や市場の変化、そしてガバナンス強化などの課題を捉え、グループ各社と連携し、富士フイルムグループに貢献しています。

※2023年5月 インタビュー当時

導入製品 / サービス

 

Good Point


  • Microsoft 365への移行に伴う「社内アプリ刷新」の早期実現
  • Microsoft製品に精通した開発ベンダーとしての「知見の深さ」
  • 要望もとに最適化されたUI/UXデザインで「運用負担を軽減」

 

サービス導入前の「背景」


PSC 永松)Power Appsを活用するにあたり、当時の背景について改めてお聞かせください。

 

制約のある中「ハイレベルなアプリ構築」に挑戦。

富士フイルムビジネスエキスパートでは、リスクの事前摘み取り活動として、「ヒヤリハットやトラブル、危険予知(以下ヒヤリハット)」を日々記録し、社内で共有することで業務トラブルを未然防止する取組をしています。記録したヒヤリハットは専用の一覧表(Web画面)にまとめており、全社員が報告状況を見ることができます。
一昨年よりグループウェアを富士フイルムグループ全社で利用するMicrosoft 365に移行することになりました。Microsoft 365では、メールやカレンダー、チャット、ビデオ会議、ファイル共有といったグループウェアの基本的な機能はもちろんのこと、DX推進に活用できる多くの機能(Power Platform・SharePointなど)があり、ビジネスプロセスの改善が要である我々にとって、語りきれないほどのメリットがあります。

 

そこで、ヒヤリハットの共有においてもMicrosoft 365移行以前の仕組から、SharePointをベースとした新しい仕組を検討しました。しかしながら、実際に運用を開始すると、細かな制約があり運用しづらいことが分かりました。そこで、検討を開始したのがPower Appsによるアプリ化です。

 

サービスの「選定理由」


PSC 中島)検討に際して、PSCをお選びいただいた理由は何でしょうか。

 

イベントで見た「数々のPower Platformの実績」に"出会いの必然性"を予感。

PSCさんを検討したきっかけは、Power Platformの情報を集めていた時にいくつか参加したイベントの一つでした。Microsoftさんと共に、数々のPower Platformの実績を紹介されており、その実績から「我々の課題も解決できるのでは」と予感。イベント会場で名刺交換をさせていただいたことを今でもハッキリと覚えています。その後、すぐに具体的なご提案をいただきました。
PSCさんのご提案は、SharePointとローコードサービスであるPower Platform(Power AppsやPower Automate)を上手に組合せ、我々が課題と感じていた制約を見事にクリアするものでした。また、ローコード技術の活用だけでなく、元来SaaSアプリを開発されているPSCさん。そこは要件定義も大変スムーズ。

 

提案の段階で「Microsoftに強いベンダー」と再認識し、イベントで感じた予感は確信になりました。国内にMicrosoft社のパートナーは数多くいる中で、確かなノウハウ・経験をもつPSCさんとは「出会うべくして出会った」と感じています。

 

 

PSCのPower Apps技術支援が
「選ばれる理由」

数多くのPower Platform実績

Microsoftサービスを熟知した柔軟なアイデア

SaaSアプリ開発ベンダーとしての判断力

Microsoftパートナーである信頼感

 

サービス導入後の「効果」


PSC 永松)期待していただいた効果は、実際に使われてみて如何でしょうか。

 

「専用画面で効率化」問合せ対応も"半減"へ。

従来のヒヤリハット共有の仕組では、共有された内容はもちろんのこと、格納された詳細情報、メンテナンスに必要な設定情報など、あらゆる情報が一覧表にまとめられており、運用効率は決して高くありませんでした。
PSCさんには「共有されたヒヤリハット可視化の再定義」「運用の各シーンで必要な画面」を新たに構築いただき、ヒヤリハットの報告を閲覧するメンバーも運用を行うチームも、双方使い勝手の良いアプリになりました。特に、①初めて操作する社員に対して、細かな説明が不要になったこと②動作が軽快になったことは、社内でも評判です。②動作が軽快になったことについては「ローコード技術は動作がイマイチであろう」と思い込んでいた我々にとっても驚きでした。

 

また、入力されたデータはSharePointに蓄積されていきます。現在の取組は、登録されたヒヤリハットを各々が確認する啓蒙活動としての要素が強いです。今後は「蓄積されたデータを更に分析」し、ヒヤリハットの報告履歴から予測できるインシデントのタイミングや傾向を導き出すといった、従来のヒヤリハット分析を超えた活用を目指しています。

 

 

徹底的な業務自動化で「経営基盤の強化」を。

富士フイルムビジネスエキスパートでは、業務の生産性を根底から向上できる様に社員一人ひとりにIT教育を行っています。長年Excelの自動化などに力を入れてきましたが、Power Platformの登場により教育の再計画をしました。1,000名を超える社員を対象に、レベル別カリキュラムを用意し、機械的な処理を得意とするPower Automateを中心とした教育を1年計画でスタート。まずは、Power Automateの使いどころを理解してもらい「私でもできる」と、自発的に自動化・生産性向上に取組める強い組織を構築していきます。

 

課題に応じて選べる
「Power Platform活用支援」とは

 

※本インタビューは「Microsoft Base Hamamatsucho」(PSC本社)にて実施されました。

 

富士フイルムビジネスエキスパート株式会社

経営管理本部 品質・生産性推進部 部長

德田 吉範 様

徳田 吉範 様

富士フイルムビジネスエキスパート株式会社

経営管理本部 品質・生産性推進部

川島 健司 様

川島 健司 様

富士フイルムビジネスエキスパート株式会社

経営管理本部 品質・生産性推進部

小枝 秋彦 様

小枝 秋彦 様

株式会社ピーエスシー

営業本部 営業六部 部長

中島 貴雄

中島 貴雄

株式会社ピーエスシー

営業本部 営業六部 係長

永松 美紗

永松 美紗

関連事例

生産性支えるマストアイテム「M365組織階層型カレンダー」

株式会社ワークマン 様

生産性支えるマストアイテム「M365組織階層型カレンダー」

ハイブリッドワークでも「団結力を高める社内コミュニケーション」実現

株式会社アイネットテクノロジーズ...

ハイブリッドワークでも「団結力を高める社内コミュニケーション」実現

Teams Roomsで実現「拠点をつなぐ高次元コミュニケーション会議」

株式会社藤田建装 様

Teams Roomsで実現「拠点をつなぐ高次元コミュニケーション会...