株式会社サカタ製作所 様
Power Appsで挑戦「Microsoft徹底活用(日報データ分析)」
株式会社サカタ製作所 様
設立 | 1973年1月 | |
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資本金 | 1,320万円 | |
売上高 | 43億3,603万円 | ※2018年度 |
従業員数 | 156名 | ※2021年12月現在 |
株式会社サカタ製作所様は、設立50年を迎える建築金物の製造販売企業。創業当時は、大工職人が使用する鉋(かんな)をより長く使いやすくする挑戦から始まり、現在では、永年のノウハウを活かし太陽光パネルの部品製造も手がける。使い手のことを第一に考えたモノづくりは現場の負担軽減、延いては労働生産性・働き方改革を支える。
※2023年2月 インタビュー当時
導入製品 / サービス
Good Point
- 日報報告における、ユーザビリティ向上と分析データ蓄積の両立
- Microsoft製品に関する豊富なナレッジによる柔軟なご提案
- 要望をもとに最適化されたUI/UXデザイン
サービス導入前の「課題」
PSC 永松) Power Appsを活用するにあたり、当時抱えていた課題について改めてお聞かせください。
最新Microsoftサービス
「ローコード活用」に挑戦
サカタ製作所ではOffice製品やグループウェアに留まらず、MicrosoftサービスをITの主軸に据えています。10年ほど前に現在のMicrosoft 365にグループウェアを統合したのをきっかけに、今でもその中心はMicrosoftです。当時はPower Platformはもちろん、Teamsもありませんが、グローバルで最先端を行くMicrosoftに全社的な期待を寄せていました。
結果、ペーパーレス化やテレワークの実現など、現在トレンドされている仕組や働き方を、2010年代後半には実現。偶然にも、昨今のコロナ禍の影響は最小限に抑えることができました。
そうした状況のなか誕生したのがMicrosoftの「Power Platform」です。新しいサービスについては「その真価を確かめずには居られない」のが私たちの性分。検証のテーマのひとつになったのが、以前より実施してきた「Yammerを用いた日報」です。各社員がYammerに日報を投稿することで、日々の情報共有という短期的な目的は達成、次いで「情報を蓄積し分析することはできないか?」と長期的な活用を検討しました。 Power Platformの特徴である①Microsoft 365ライセンスですぐに利用でき追加の初期費用・ランニングコストなし②Microsoftサービスとの親和性が高という観点からも、アプリケーション構築に特化したローコードサービス「Power Apps」が適材適所と判断した次第です。
サービスの「選定理由」
PSC 中島) 検討に際して、PSCをお選びいただいた理由は何でしょうか。
Microsoftの「活用実績」と、
ナレッジを礎とした「柔軟なアイデア」
しかしながら、Power Appsの検討の最中メンバーの育休が重なり、リソース不足の状態でした。そこで思い出したのがPSCさんです。PSCさんのことは、以前Microsoft 365の最新情報サービスを検討する中で知り「Microsoftサービスに強い企業」という印象が残っていました。
要件定義も曖昧な状況のなか、早速PSCさんには「Yammerに投稿している情報を標準化し、分析できる形でデータを蓄積したい」とご相談。そして、Power Appsの実績をご紹介いただきました。実績からは①直感的でモダンなUIであること②Power Appsに限らないMicrosoft全体の熟知から生まれる柔軟なアイデアを感じ、具体的な要件定義のご提案を依頼しました。
なお、私たちとPSCさんの大きな違いは、要件定義〜設計のスピードと考えています。Power AppsおよびMicrosoftサービスの仕様や特徴を熟知している場合、各要件を実現できるか否かの「判断スピード」が圧倒的に異なります。ローコード技術においては、実装のフェーズを短縮できる分、要件定義〜設計のフェーズの割合が必然と大きくなりますので、構築完了までの全体のスピード(納期)が一気に短縮できます。本音を言えば「プロに依頼した場合、どんな仕上がりになるのか?」という興味・疑問もありました(笑)。
PSCのPower Apps技術支援が
「選ばれる理由」
M365で完結するデータ蓄積の実現
実績×ナレッジから生まれるアイデア
SaaSベンダーによるUI/UX設計
Microsoftパートナーとしての知見の高さ
PSCの「Modern Workにおける
専門性と実績」の評価
PSCは、Microsoft Cloud Partner Program(MCPP)制度のModern Work分野である「Microsoft Teamsのカスタムソリューション開発 (Custom Solutions for Microsoft Teams」において、Teams 利活用やローコード開発支援など Modern Work 領域での高い専門性と実績が評価され"Specialization"に認定。
サービス導入後の「効果」
PSC 永松)期待していただいた効果は、実際に使われてみて如何でしょうか。
データ蓄積の実現×日報入力の効率UP
従来の日報では、入力フォーマットが標準化されておらず、社員によって報告内容のばらつきがありました。PSCさんに構築いただいたPower Appsの「日報アプリ」では、項目ごとに入力フォームが分かれており、全社で標準化された報告を実現。また、入力方法が標準化されたことで社員も迷うことなく入力できるというメリットも生まれました。
なお、従来は全社員がすべての日報を確認できました。情報共有の観点からするとメリットに感じますが、情報過多との声もあり日報を入力する際に、グループ別の閲覧権限を設定できる様に機能を追加。結果、必要な社員に必要な情報が過不足なく届けられる様になり、ユーザビリティも高くなりました。
そして投稿された日報の情報は、今後分析できる様にデータとしてSharePointに蓄積されていきます。Power Platformでは、データ蓄積のためのサービスもありますが(別途有償)、柔軟なアイデアによりSharePointで実現いただきました(追加コストなし)。
「ローコード活用」の
確かな手応えと、今後の期待。
「日報アプリ」によるデータ蓄積の実現で、「PSCさんのご支援」と「Power Apps」双方の確かな実力を確認することができました。今後は蓄積されたデータの分析を進めると共に、引続きMicrosoftサービス全体の、更なる利活用を進めていきます。PSCさんにはPower Appsの開発代行だけでなく「Microsoft全般の良き相談相手」として、ご尽力いただけること期待しています。
【動画で紹介】Power Apps技術支援
課題に応じて選べる
「Power Platform活用支援」とは
株式会社サカタ製作所
総務部 ITシステム課 課長
坂井 保徳 様
株式会社サカタ製作所
総務部 ITシステム課
青柳 剛志 様
株式会社サカタ製作所
営業部 販売促進課
今成 桂子 様
株式会社ピーエスシー
営業本部 課長
中島 貴雄
株式会社ピーエスシー
営業本部 リーダー
永松 美紗