YKK AP 株式会社 様

デジタル資産を可視化する DX プラットフォーム「Perfect Finder」

YKK AP 株式会社 様

創立 1957年7月
資本金 140億円
売上高 5,616億円(AP グループ)
※2024年4月~2025年3月
※2024年4月~2025年3月
従業員数 18,252名(AP グループ)
※2025年3月末
※2025年3月末
YKK AP 株式会社

窓やドア、カーテンウォール、エクステリア商品をはじめとしたArchitectural Products(建築用工業製品)の開発、製造、販売を通して、社会を幸せにすることをパーパスに掲げ、事業を展開。建築文化の根幹にあるArt(美しさ)とTechnology(技術力)にこだわり続けながら、好奇心と探究心により、価値ある建築パーツ「Architectural Products」を生み出し、人と自然、未来をつなぎ、幸せな社会を実現します。

※2025年7月インタビュー当時

導入製品 / サービス

 

Good Point


  • 迅速かつ計画的なデバイス調達
  • デジタル資産の一元的な統合管理(部門を横断)
  • 情報システム部門の負担軽減(Modern Work の実現)
  • Microsoft 製品に精通した知見・経験の深さ

 

<課題>
デバイス周りのレガシーな運用からの脱却。


デジタル化クラウド化された運用 DX により、Modern Work の実現。

以前より、IT 資産管理ツールを使ってデバイスの管理を対応していました。しかし、調達・管理・保守という一連の運用がシームレスに統合されておらず、結果として幾つかの課題が散見。
まず、デバイス調達におけるリードタイムの長さ。当時、発注から納品までに約 2 か月を要しておりました。また、月次納品台数にも 400 台という制約がありました。このリードタイムの長さは、事業部門のスピード感と合わない場面も。また、当社のような社員数の多いグローバル企業ですと、時に月間のデバイス調達量が 400 以上必要なケースも珍しくありません。
続いて、資産情報の一元管理・統合管理。つまりガバナンス強化です。当時から資産管理システムとして導入していたものの、PC の発注手続きは依然としてメールベースで、資産管理システムとのデータ連携がなされていません。そのため、発注情報の個別登録など、非効率な作業が発生していました。また、関連部署すなわち購買~経理~情報システム部門との連携も、従来の手続きに依存。PC 単位での費用把握には個別算出が必要な状況だった為、都度発生する月次処理の負荷が高くなっていました。
さらには、情報システム部門のワークロードいわゆる作業負荷です。PC 関連業務は担当者ベースでの対応が多く、マンパワーに依存。その為、月次のタスク量(PC 量)が多い時は、比例して手が回っていない状況がしばしばありました。同様に、PC の台数に比例して経費関連業務が増大。
そこで、ユーザビリティの向上、管理負担の軽減、ガバナンス強化を求めて、よりシンプルでシームレスな「IT 資産の管理手法の DX 化」を模索していました。

 

<選定理由>
LCM に関する豊富な実績と独自開発された Perfect Finder。


お客様の課題に合わせた提案力と寄り添い力。

以前から PSC さんとは PC のキッティングでお取引を実施。その作業の正確性と迅速性は当社内でも評判でした。そこで、PSC さんを含めた複数のベンダー様へ相談。いずれも PC-LCM の実績が豊富な企業へお声がけさせて頂いたのが経緯です。他の企業様の提案も当時の私たちのPC-LCM を改善してくれると感じる提案でしたが、PSC さんを指名させて頂いた理由は、次の通りです。
豊富な PC-LCM 運用構築の実績をベースに PC-LCM 運用構築のコンサルティングを実施。ベンダー様が考えるべき論をそのまま提示する(1way)のではなく、PSC さんは私たちの課題やリアルな悩みにより沿って頂けるというコンサルティング(Interactive)でした。さらにセキュアセンターという自社施設を保有する広範かつ深奥な PC-LCM 運用管理サービスを提供。その豊富なサービスメニューから、私たちに最適かつ必要なサービス、すなわち最適解をご提供頂けました。「Endpoint Managementの伴走パートナー」のような安心感を覚えました。私たちの立場に寄り添っていただける人間力と、正確無比な総合運用を支える技術力。

PSC Secure Center には両者が兼備されていると感じましたが、合わせてクラウド上で、デジタルで調達~運用管理~サポートまで一気通貫で統合管理できる DX プラットフォーム「Perfect Finder」も魅力。調達面では、計画的かつ潤沢に仕入られたデバイス一覧から、ユーザー(社員)は EC サイトの様な画面から、必要に応じて必要なスペックの PC を調達。管理側は、在庫数 / 使用者 / 使用期間 / 使用場所、また HW スペックや SW のライセンス管理まで一元管理できます。さらには、毎月の ERP(部門間 / 経費振替やご請求)への連携などもスムーズ。入口から出口まですべてがデジタルで、クラウド上で繋がり、「まさにコレ!」と私たちの課題解決の芯を食った資産管理ツールと感じました。
当社のように全国に拠点があり、社員数も多い企業にとって全社的な統合管理はあらゆる側面で課題となりますが、その解決の光をPerfect Finder に見出しました。

 

<効果>
セキュアで生産性の高い運用管理 LCM3.0 により、先進の働き方 Moden Work の実現。


調達スピードは6倍に向上、情シス DX を体感。

先ず、リードタイムの大幅短縮を実現。LCM3.0 による計画的かつ定期的な仕入が実現しています。ユーザーである社員は、Perfect Finder受付から10営業日以内に手元に必要なPCを調達。調達スピードは従来2ヶ月かかっていた日数の6分の1を実現。
次いで、既存システムとのデータ連携した運用を構築。これによりHW・SW の発注~管理~サポートをシームレスに一元管理ため、工数削減だけでなく登録し直す作業がないため、人手によるミスの発生も抑止できています。
そして、購買・経理・情報システム部門それぞれの効果も体感。集中購買による安定供給のため繁忙月にかかる負荷を軽減できています。月額利用料金方式で、リース契約・経費管理の簡略化も図れて、経理は毎月の計上部門管理の工数削減も実現。毎月「平常運転」が続いております。

 

<総括>
情シスDXによる統合管理の創世記から、 グローバル管理による飛躍期へ。


グローバル企業だからこその、世界基準の統合管理。

私どももお客様ビジネスであり、その観点でIT投資の第一優先はセキュリティやガバナンス対策が第一優先。今回、PSCさんにLCM全般を託した意義でもあります。国内のガバナンス強化が盤石なものとなった先には、やはりグローバルでも統合管理して行きたいと考えております。私たちメーカーは、ビジネスモデルとしグローバル展開しているケースが大半です。その際、各種マネジメントは本国の基準で世界統一し、グローバル全体で統合管理していくのが理想。しかし、当社の Endpoint Management は国内統一に留まり、全世界で統一できていないのが実情です。
ガバナンス面コスト面アウトプット面、いずれの観点でも基準を本国である日本で統一していく必要があると思います。今や、言語や文化の壁などビジネス上は、ないレベルでグローバル化しています。否めないのは時差だけです。

これからのPSCさんには、LCM3.0からのVer.Upつまりグローバル基準で統合管理できるLCM4.0を期待。引き続き、当社の事業成長に合わせて並走して頂ければと願っております。

先進の働き方
「モダンワーク」を実現する
Endpoint Management

 

YKK AP 株式会社

CIO&CDO
専務執行役員

深田 しおり 様

深田 しおり 様

YKK AP 株式会社

情報・先進技術グローバル本部
JPIT統括部 部長

川上 哲 様

川上 哲 様

YKK AP 株式会社

情報・先進技術グローバル本部
JPIT 統括部 エンドユーザー
コンピューティング 室長

石井 靖恭 様

石井 靖恭 様

株式会社ピーエスシー

営業本部

登 信二

登 信二

株式会社ピーエスシー

営業本部

岡本 圭真

岡本 圭真

株式会社ピーエスシー

営業本部

罍 浩樹

罍 浩樹

株式会社ピーエスシー

東日本事業本部

福島 孝之

福島 孝之

株式会社ピーエスシー

IT マネジメント事業部

青木 勇

青木 勇

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