【話題のITトレンド】再注目のタッチレス技術  ー Vol.2 ー

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密を防ぐ再注目技術、タッチレスについて解説!

コロナによりタッチレス技術が再注目され始めましたが、今回はなぜ「今タッチレスが再注目されているのか」、「身近なタッチレスがどのような仕組みで成り立っているのか」をご紹介いたします。

 

どうして今、タッチレス?


以前から存在していたタッチレス技術が改めて必要とされている最大の理由は、コロナウイルスの感染拡大防止が挙げられます。その他にもタッチレスは入力の時間がなくなるため、従来よりも操作性を上げ、またパスワードなどの入力する手間の必要がなくパスワードをのぞき見されるリスクも減ります。更に触れない分傷などがつきにくく、メンテナンスコストを抑えられるといったメリットもあります。では、タッチレスを支えている技術はどのような技術なのでしょうか?

 

タッチレスを実現する技術3選!


その1.コンタクトレス決済

コンタクトレス決済の中でも、クレジットカードに主に搭載されている技術に着目してご紹介いたします。本技術はICチップを搭載したカード(NFC)とアンテナを搭載したカードリーダーで構成されています。①カードリーダーからは常に磁界が発生しており、カードをカードリーダーに近づけると、②カードが磁界を受けて一時的に誘導電流を発生させます。ここで発生する誘導電流とカードのアンテナを用いてICチップのカード情報を読み取ることで、コンタクトレス決済を実現しています。誘導電流はコイルに磁石を近づけると発生するという実験で習った方も多いでしょう。

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その2.立体顔認証

顔認証システムには様々な技術がありますが、iPhoneなどの高度な顔認証は以下の図のような仕組みでできているケースが多いです。主に使われているのは赤外線です。①スマホから赤外線を発し、顔に照射します。②照射された赤外線を顔が立体的に反射し、③反射した像を赤外線カメラで読み取ります。このように赤外線を顔認証に取り入れることで、顔の凹凸などの立体情報までもデータ化しています。顔写真などの平面情報による認証を防ぐことができるため、更にセキュリティが高まります。

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その3.非接触操作

銀行のATMなどで活用が期待されている空中ディスプレイは、空気中に浮いた映像を操作すると反応するディスプレイです。操作のための技術に着目してみると①ディスプレイには超音波または赤外線を使用した距離センサーが内蔵されています。そこから発する送信波②手などの遮断物が反射し反射波をセンサーが読み取り、送信波との違いを計算し距離を測定して反応する仕組みとなっています。この非接触技術は、トイレの自動洗浄や自動水栓などで古くから使われていた技術でもあります。最近ではエレベーターのボタンでも導入されています。衛生面の観点から、今後も活用が増えていきそうですね。

※空中ディスプレイとは、通常のディスプレイに映る映像を複数回反射させ、反射した映像の光を集め、空中に映像を表示する仕組みです。

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日常をDXするタッチレスの未来


昨年はコロナにより急速なスピードでDXが進み、タッチレス技術により日常までもDX化されました。現在の状況から今後も多くのモノがタッチレス化ていくことが予想されます。例えば、最近では置くだけで携帯を充電できる充電器がありますよね。しかし、次世代のタッチレス技術として、対応したエリアに入るだけで非接触で携帯が充電できる自動ワイヤレス充電が研究開発されています。今後の発展が楽しみですね。

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